2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

データとオピニオン

お返事が遅れてしまいました。モボさんのいわれるようなところはなんとなくわからないでもないのですけれど、まあ、とりあえず哲学プロパーの話題としては先のエントリのようなことをいっておかなければならないと思いました。実際、皆様が期待しているのは…

ポストモダンの哲学性

いろいろと反応いただきありがとうございます>みなさま。要するに、ポストモダンの哲学的な可能性云々いうなら、まずそれを提示して見ろ、ということでしょうね。しかし、実のところ、非常にマイナーなところではあるのですが、僕はそれをすでに論文にして…

ポストモダンと科学

いろいろとコメントありがとうございます。取り立てて他のネタもないので、エントリを立てて答えさせていただきます。モボさんのおっしゃることは基本的にはそうかなと思います(特に、そんなけんか腰にならんでも、みたいな部分)。ただ「ポモ叩き」云々は…

不毛

「私が考える哲学」、ですか。 哲学とは まあ、自分の立場から見えるものをそのように書くだけならば、何の苦労もいりませんよね。書きようはそれなりに面白いけど内容的に何か新しいことがあるわけでもなく、要はうちのゼミ生でもいいそうな通俗的な哲学観…

ソフトウェア統合

アドビ+マクロメディア:ウェブモンキーが見る合併の将来 by Wired 今回の合併について、最もまとまった見解かも。Creative Suit なみに統合されれば、いいよねぇ。

『倫理学年報』第54集

昨年の倫理学会では、台風が直撃したこともあって、本会の受付をちゃんとしなかったため、今更ながら年報が送られてくる。またまた非常に遅い反応ではあるものの、とりあえずのチェック。 川谷茂樹(九州大)「『ホワイ・ビー・モラル?』とカント」 一時期…

遠い眺望(ウェブに書くということ、その3)

いなばさんの指摘で、はまださんの掲示板へ(つうか、焚き付けてるでしょ、いなばさん。人が悪いんだから)。「遅い」というか、僕はこの件に関して、2chすら見てないのだけれど、プロファイリング可能で、しかもある程度思考レベルが見込めそうなので、とり…

『哲学』第56号

5月の日哲の大会の出欠はがきをそろそろ出さなければならないと、書類の山になっている机を探っていたら論集が出てきた。そういや、送られてきたまま忙しくて封筒に入りっぱなしだった。つうわけで、知人のYくんも載ったことだし(祝!)、今日は実はいな…

古典を読むこと

先の論争のときも、場外でkajikajiさんに皮肉られてましたけれど、おそらくは戦後、教養主義が解体されて以降、古典を読むことの自明性は失われているわけですね。実際、慎太郎曰くの「やせっぽちのインテリ」の大部分、つまり今の一定年齢以上の、岩波新書…

いってきます。

第二十三回 哲学/倫理学セミナー。

言語の運用能力

学生の基礎的な能力をつける、という名目のゼミで、大野晋の『日本語練習帳』を使ってみたのですが、案外好評。言葉が悪い悪いといわれる若い人たちでも、ボキャが少ないながら、言語感覚というのは割ときちんと機能しているものかなと思わされた今週でした…

論文博士廃止

論文だけで博士、駄目 大学院重視で一致、中教審部会 って、どういうこと? 中央教育審議会の大学院部会は14日までに、企業や公的な研究所で業績を挙げた社会人が、論文などの審査を基に博士の学位を得る「論文博士」制度を廃止し、大学院のカリキュラム修…

普段着物

古着屋とかいってもなかなかサイズなくて大変なんですよ、とK先生にお話したところ、久留米絣の問屋さんを教えてもらう。問屋さんに紹介してもらって聞くに、やはり裄丈など久留米だと反物の幅が足りないということで、長い裄丈にも対応してくれるというウ…

デスノ雑感(続)

ネタとしてはもはや取り上げるべき旬を逃しているにもかかわらず、書かずにはおられません。いやー、やっと6巻まで読了。連載では第一部が「ありえねー」仕方で終わったということで、7月の新刊まで待てるかどうかというところですが、すごいっすね。個人…

デスノート他

だいぶ遅ればせながら『デスノート』を読み始める。 DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)作者: 小畑健,大場つぐみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/04/02メディア: コミック クリック: 211回この商品を含むブログ (911件) を見る 噂では集…

生態学的倫理学

で、間があいてしましましたが、染谷氏の『思想』論文。「知覚は誤らない」ということを示す、ある意味非常に大胆(とんでも?)な試みだが、ギブソン以来の直接知覚論の敷衍としては真っ当なものであるように思える。「知覚する」ということは、達成動詞と…

ブログでの議論はどこまでアカデミックか

ご期待にお応えして大人げなくいきます。 via インタラクティヴ読書ノート別館の別館 本ブログの4月4日のエントリに対して、稲葉さんが大人として大人げなく忠告のコメントを寄せてくれたりして、微妙に盛り上がっていたのですけれども、ご自分のところに…

大学の経済

株式取得、国立大に解禁―文科省が通達、VB・中小への技術移転が条件 via 全国国公私立大学の事件情報 そうですか。

ガイダンス

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新入生のガイダンスがあった。というか、1日に辞令を受けてから休みなしってどういうこと?私学の春は早い。加えて、キャリアセンターの所長らしき人が話していたが、厚生労働省がニート対策に「YESプログラム」というのをはじめたそうで、入学したての…

ゲーテのビデオダンス

ここにはダンスの話題はアップしまいと思っていたのですが、あまりにもおいしい情報だったので、埒をあけてしまいますと。。。 ドイツのコンテンポラリー・ダンス・ヴィデオ via Vrai-Faux Passeport いやー、JaDaFoで(っていってもこのサイトを訪れてくれ…

『思想』4月号

所収の染谷氏の論文「知覚は誤らない−認識へのエコロジカル・アプローチと知覚の倫理学」(上)(下)(上は、3月号に所収)について、批評めいたものをここに書く、と約束したのですが(染谷氏とは、昨年度の駒場のシンポでギブソンの実在論的解釈を巡って…

経済人として労働するとはいかなる謂いか

仕事を安く競り落とすドイツの就職斡旋サイト via Wired News 何日か前のニュースなのですが、コメントつけようと思って、時間がありませんでした。かといって、今日その時間があるわけでもないのですが、とりあえず。実際、労働力ほど景気の変動に対して抵…