デスノート他

だいぶ遅ればせながら『デスノート』を読み始める。

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

噂では集英社は、かなりの道徳的リスクをもつ連載がこれほどの人気を集めることは想定外だったという話ですが、しかし、第一巻読んだだけでも相当のものですね。やっぱり、死に向かう現実の出来事を、エクリチュールによって記述するっていう設定が、物語の展開に膨らみを与えているのでしょうか。縦軸に「Ｌとの対決」を持ってくるっていうのは、いかにも少年誌っていう感じでちょっと××な感じでしたが、それが「正義」の対立であるという点で、緊張感を維持させている。文句なしに傑作ですね。

物語の顛末なども含めて、すでにネット上で盛んに議論されているようなので、遅れて何かいえるわけでもないのですが（ネタバレ怖くてチェックしてないし）、「退屈」とか「神」とか「裁き」とか、ある意味現代社会の描写としてはクリシェになっているようなものを、ある意味で内在的に突き詰めようとしている点において、いわゆる静態的な社会の記述よりもかなり迫力があるように思いました。

社会学の「リテラシー」については、また後ほど。
それと、昨日初日だったローザス、メチャメチャよかったですよ。今日また見ようと思ってたのが結局行けませんでしたが。。。しかし、ケースマイケルはかなりの才能だ。落ち着いたらレビューを書きたいす。

とりあえず、諸々メモ的に。