economy

キャッチャー川本の倫理学

「期せずして最終巻となった」(誰のせいか知りませんけれど)、岩波応用倫理学シリーズの最終配本は、「経済」がテーマですね。 岩波 応用倫理学講義〈4〉経済作者: 川本隆史出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/07/22メディア: 単行本この商品を含むブ…

サラリーマン所得のみなし控除

今月下旬の税制調査会の報告で、サラリーマンの「みなし控除額」を引き下げる方向が示される見通しと、今日の朝日に書かれていた。いわゆる「964(クロヨン)」といわれたサラリーマン、自営業、農家、の所得把握率の格差が、消費税の導入などにより、是…

メディアと金融

[PDF] 平山 賢一 ・ 山下 恵 「市場とメディア」 (第十二回) 「市場参加者とメディアの間合い」 「大衆の教育と健全な理性への訴え」って、、、結局、経済システムにおける構造の問題を、個々人の「内省」に問題をすり替えてるだけではないのでしょうか?

経済人として労働するとはいかなる謂いか

仕事を安く競り落とすドイツの就職斡旋サイト via Wired News 何日か前のニュースなのですが、コメントつけようと思って、時間がありませんでした。かといって、今日その時間があるわけでもないのですが、とりあえず。実際、労働力ほど景気の変動に対して抵…

フジVSライブドア、最終ラウンド?−−あるいは、ルイ・ボナパルトのブリュメール18日

今回、経済の「お勉強」をさせてもらったホリエモン騒動ですが、どうやらどの世界でも大人はいるようで(というか、もうそろそろこうした年下キャラをやめようかと思いますが)、騒動の最初から北尾氏が手引きをしていた、というのが巷の噂になってますね。…

「基礎づけの人」である件について(同、宿題)

日曜社会学>出不ろぐ de√Blog さんからの「宿題」 上の話とも若干かぶりますけれど、僕がいろいろ書いている論文に通底する、いわゆる「基礎づけ」的な手法は、「根拠がない理論はいけない」といいたいというよりもむしろ、根拠(ロジック)を共有すること…

今後やるべきこと

昨日の「哲学/倫理学セミナー」に来ていただいた方々、ありがとうございました。やっぱり素人からはじめて二、三ヶ月で経済学全体を批判しようというのは無理があったかもしれませんが、まとまらない話に対して諸氏から有意義なコメントをいただけたのは、…

金融資本についてのメモ(注意:非常に内向き、未整理)

ペンは剣よりも強し、とはよくいわれることだが、金もペンと同じくらい、いやそれよりもさらに強く人に作用するものなのではないだろうか。その力の源は、「信用」と呼ばれる強度量である。歴史に「永遠不変のもの」を見出し続けた象徴体系の「本質主義」が…