2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ペドロ・コスタ

Sくんに勧められる。 @アテネ・フランセ 6/7〜14 見に行けるといいな。

『思想』6月号

林智信「イスラームの倫理と反資本主義の精神」 イスラム社会には、なぜ近代資本主義が成立しなかったのか、その答えを、イスラム社会における法人格概念の欠如にみようとする論文。論旨はきわめて明快、というか単線的で、問題の複雑さに比べて、論述があま…

統合学術国際研究所

名前がすごい。漢語の文法にも適っているのか疑問ですが、今週の「読書人」でレビューされてたので、気になりました。「複雑系・プリコジン・現象学」と、ある意味「ど真ん中」なので。調べてみたら、2001年に日蓮宗のお寺さんが作った研究所とのこと。…

政治とノンポリ

昨日は早稲田の田口さんとこの研究会。今回は、来月ポーランドで発表するという「哲学と政治」についての現象学的考察(!)について。媒体性の現象学という新田さんの道具立てを用いて(紹介して?)、「理論/実践」という相互否定的依存性が差異として立…

今日はセミナー

いってきます。### 第二十四回 哲学/倫理学セミナーのご案内 思考のラディカリテートを、単に表面的なアクチュアリテートの みを追い求めることなく、その歴史の〈深さ〉に探り当てていこう、 そのような趣旨で立ち上がりました「哲学/倫理学セミナー」…

論文準備中

なんかすっかりモードが変わってしまって、なかなかブログの方が更新できてませんが、リベラリズムとか経済とか、ここで話題になった論点について、論文をぼちぼち書いてます。なんとなく、きちんと書くのと、ブログでのモードが、うまく両立できないのは、…

会田誠論議(いいわけ風)

とある読書会の席上、「会田誠がいい」とうっかり漏らしてしまったために、とりわけ女性陣から大批判を浴びる。今風のチョーかわいい女子高生のイコンの手足を切り、首輪で繋ぎながらともに月を眺める。こうした会田誠の絵が、嫌悪すべき情感を多分に引き起…

「なんちゃってリベラリズム」批判(1)

昨日のエントリの続きでもありますが、やっぱり昨今のリベラリズムは、開き直りもほどがあるでしょ、ということで、まずは典型的なものから。 責任と正義―リベラリズムの居場所作者: 北田暁大出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2003/10メディア: 単行本 クリ…

フェミニズムについて、リベラルの向こうへ

少し前のものでなんですが、朝日の夕刊に吉澤夏子さんがA・ドゥオーキンについて書いていた記事がありました。すべての性関係は強姦であると主張し、最近ではその過激さにおいて槍玉にあげられることが多くなったドゥオーキンを、その死に臨んで歴史的に位…

芸術の宗教化

先日のゴッホのエントリで、取り上げそこなってしまいましたが、ゴッホで最近話題の本といえば、ブルデューんとこの弟子筋にあたる「芸術社会学」者、ナタリー・エニックの本ですね。 ゴッホはなぜゴッホになったか―芸術の社会学的考察作者: ナタリー・エニ…

メディアと金融

[PDF] 平山 賢一 ・ 山下 恵 「市場とメディア」 (第十二回) 「市場参加者とメディアの間合い」 「大衆の教育と健全な理性への訴え」って、、、結局、経済システムにおける構造の問題を、個々人の「内省」に問題をすり替えてるだけではないのでしょうか?

マグダラのマリア

娼婦として、悪霊にとりつかれた「罪」をイエスに清めてもらったマリアが、身をなげうって主に仕える。宗教画のある種典型ともいえる画題なはずなのに、新訳の正典をいくら読んでもその具体的な記述に当たらない。そんな、門外漢ながら不思議に思っていた謎…

ゴッホ展をみる

演習・実習で、近美のゴッホ展を学生と見てくる。昨日はチケット買うのに40分、入るまでに120分とキチガイ沙汰だったみたいですが、今日は折良く降ってきた雨のおかげか、15分くらい待っただけで入れました。精神年齢が異様に若い彼らが、どれほどの…

博士村100人

なんと、追跡調査まで出来てるとは。 「博士が100人いるむら」のオチはマジなのか? via 日曜社会学 元ネタを見たい人は、こちら。

遅すぎる反応

web

いや、連休中遊んでばっかだったわけではないのですけれど。 『マルクス経済学の逆襲』用鼎談 from インタラクティヴ読書ノート別館の別館 とりあえず新古典派経済学と方法論的個人主義の正当性について確認した上で、それと必ずしも矛盾しない形での唯物史…